ふりかえる

こんな柄の甘ったるい感じのタイツ欲しい。
新作zineの表紙に描いた絵。

 夏から秋にかけてたくさんグループ展に参加させていただきました。

そこで感じる自分のイラストレーションの事を今一度振り返って考えてみたいと思いました。ギャラリーが運営するグループ企画展に参加したのは今年が初めてです。

キャリアが浅い自分としてはどうとけ込むかがいつも悩みの種でした。

はっきりいって失敗しまくったなぁと反省することばっかりでした。

描くだけじゃない、見せ方の問題やたくさんの作家さんの中で埋もれないけど浮かない方法。その展示会場のお客さまの層…etc.

 失敗の原因は全部そこだったと思います。私の絵はあまり心がやすまらない絵だと思います。(苦笑)(自分自身、私の絵を観た時に一瞬でいいから時が止まって欲しいと思って描いています。自分が絵を見て感動したときはいつも時が止まります。)だからこそ見せ方が大事だとよ〜く身にしみました。

やっぱり今は個展をもう1度してみて自分を出し切った方がいいんだろうなって思いました。来年の個展は周りを気にせず、その空間を思い切り自分の世界を広げたいと思います。

 画像は新作zineの表紙です。このzineも、、絵を観るのがすごく好きな方には評価をいただけるのですが、一般のデザインが好きな方たちには全然うけず…。zineという媒体で発表するには重かったな〜と反省中です。ちょっとコアな画集じゃん、みたいな。他のグループ展においても自分の趣味に走りすぎてターゲットをしぼってしまった。(反省)

 自分では意識していなかったのですが、もともと好きなものを突き詰めて出て来る答えがマジョリティな物ではないいんですよね…。コアな自分が好きで酔ってるわけではないですし、「誰もが好きなもの」は私も好きですし自分にはできないからこそ尊敬のまなざしをむけています。大衆性というものがイラストレーターにとっては最も、と言っていいくらい大切な要素なんではないかな?と考えてもいます。

 頭がそれをわかっていても、本能的に細か過ぎる描写に走ってしまったりします。かといって現代美術のようなにとんがっているわけでもない中途半端な位置にいつもいるなぁと思います。とんがりたい訳でもない、でも本能にも従いたい、、そしてコントロールしたい!このコントロールがイラストレーターとして私の今の最大の課題なんだと思います。時をとめることもあれば、よりそえることもできるようになりたい。

自分にしか描けない絵を描きたい。それならマジョリティになれなくてもいじけるな。

そしてイラストレーターになりたいならコントロールしてみろ。自分の絵を心から好いてくれる少数の人にとびきり満足してもらえるような確かな表現者となれ、自分。

 

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コメント: 2
  • #1

    ゆかり (水曜日, 07 11月 2012 01:00)

    さいちゃん、おつかれさま〜!バタバタしてBlogチェック出来てなくてごめんよ。。イベントのこととかたくさん書いてくれてて、ありがとうっ
    わたしは、さいちゃんの絵すっごくいいと思います。そして好きです。
    こころが休まらない?ことないし。たぶんZINEは見せ方だと思う。
    表紙の作り方とか。ちょっとしたことで変えらえるから、絵はそのままのさいちゃんでいいのではと思いますよ!アイディア湧いてきたから、また今度話したいっ

  • #2

    shiikisaiko (水曜日, 07 11月 2012 23:09)

    ゆかりちゃん!!わー温かいコメントをっ!(涙)見せ方がヘタクソなの…。ぜひゆかりちゃんのお話聞かせてほしい!!!
    そして絵もね、そういってくれて嬉しくてたまらないのですが、まだまだ発展途上というか、イラストレーションとしてコントロールできたらいいのですが…。
    かずみちゃんの会でいろいろお話しましょうね><
    とにもかくにもイベント運営本当におつかれさま!!ありがとうーーー!!